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eワラントの価格の仕組み

eワラントの価格を決めるには

株価など、物の値段は需要と供給により決定することが多いものです。
しかしeワラントの価格は、「ブラック・ショールズ式」という複雑な価格計算理論に基づく数式によって決定されます。

全てを説明するととても長くなるのですが、eワラントの価格を決めるポイントは以下の5点です。

  • 株価(原資産価格)
  • 満期までの残存期間
  • 株価の変動率(ボラティリティ)
  • 金利
  • 配当
eワラントの価格を決める要素

最も影響を与えるのは株価(原資産価格)

最も影響を与えるのは株価などの原資産価格と呼ばれるものです。
当然ですが、原資産となる価格が上昇・下降するとそれだけ満期日の受取額にも影響するからです。

他の条件が一定であれば、eワラント価格はほぼ原資産価格に連動して動きます。初めてeワラント取引を行う場合は、まずは原資産価格の動向に注目し、eワラント価格の行方を予想してみましょう。

満期日に近づくとeワラント価格は下落する傾向がある

eワラントと現物株の大きな違いの一つは、満期日が設定されていることでしょう。現物株は会社が倒産しない限りいつまでも持ち続けることができますが、eワラントは満期日が来ると自動的に決済されます。

eワラントの発行から満期日までの期間を残存期間と呼びます。残存期間は、短いもので3ヶ月、長いもので9ヶ月、平均すると6〜7ヶ月前後のものが多いようです。
当然ですが、発行から時間がたつと残存期間は短くなり、eワラントの場合は残存期間が短くなるほど価格が下落しやすくなる性質があります。このことを「タイムディケィ(時間的価値の減少)」といいます。

例えば、現在の価格が1,000円で、権利行使価格が1,500円だとします。
9ヵ月後ならば1,500円を上回っているかもしれませんが、残りがあと1ヶ月しかないとすると上回るのは難しいでしょう。
つまり、満期日まで保有すると損をする可能性が極めて高いので欲しい人がいなくなり、価格が下がるのです。
このように、少し原資産価格が上がったとしてもeワラント価格が下落するという現象が起こるのです。これがタイムディケィと呼ばれるものです。

ですので、初心者の方などは、まずはなるべく残存期間が長いeワラントを選んだ方が安全だといえるでしょう。

残存期間とeワラント価格の関係

株価の変動率(ボラティリティ)に注目する

eワラントの価格決定に大きく影響する要因に、株価の変動率(ボラティリティ)があります。

ボラティリティとは、「株価の上下動幅が大きいか・小さいか」を示す指標です。大きいほど値動きも激しくハイリスク・ハイリターン、小さいと値動きは小さくローリスク・ローリターンであるといえます。

eワラントの対象原資産に採用されている日本株は、東証一部上場銘柄を中心とした大型株が多いのでボラティリティはそれほど高くありません。ですが、例えば業績を大きく動かすような画期的な新サービスの開発、大掛かりなM&Aの実施など、株価だけでなくボラティリティが大きく変化し、影響する事態もあるのです。

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